「最近汗をあまりかかなくなった。」そんなことはありあせんか?良い汗をかいてダイエット、美肌、体臭予防につなげましょう!
◆汗には良い汗と悪い汗がある
汗には、水のようにサラサラした”いい汗”と、ベトベトネバネバした”悪い汗”があります。悪い汗は、決して体にいい影響を与えません。
ミネラルの再吸収がスムーズに行われているかによって、“良い汗”“悪い汗”の違いが生まれてしまうのです。
結論を言えば、よい汗は「やせる汗」であり、悪い汗は「太る汗」なのです。
◆ただ汗をかけばいいというわけではい
汗はあくまでも体温調節のためのものであり、発汗によるエネルギー消費量は少ないため、それだけでのダイエット効果は望めないのです。
汗を多く排出したからといって、脂肪が分解・燃焼された訳ではないので、体脂肪に変化はありません。
汗をかいたことで減るのは水分です。 身体の中から出た水分の量だけ体重が減ったにすぎないのです。
◆良い汗の特徴
いい汗をかき慣れると代謝が盛んになり、体の免疫力も上がってきます。しかも、いい汗には美肌効果もあるのです。
少量の塩分を含み、皮膚を酸性に保つ。雑菌の繁殖が抑えられ、にお
いは発生しにくい。
すぐに乾く→蒸発するときに体から熱を奪うため、体温を下げることができる。
体に必要なミネラルをろ過して血管に戻すので、熱中症などになりにくい
◆悪い汗の特徴
蒸発しないので皮膚の表面がアルカリ性に傾き、雑菌の繁殖がおこりやすく汗の匂いが強くなります
悪い汗はアルカリ化して雑菌を繁殖させるため、アトピー性皮膚炎などの肌トラブルを招きやすくなります。
大粒でダラダラ流れる→蒸発しにくい為、体温を下げる能力が低い。
◆悪い汗をかく原因
普段汗をあまりかかなくなったために、汗腺の機能が衰え、新陳代謝がうまくできなくなってきたことも原因です。
エアコンで調整された室内や、運動不足が原因です。またシャワーだけで済ます生活もよくありません。
運動不足、冷暖房に頼る生活、ストレスによる自立神経の乱れ、肉や油っぽい食べ物で皮脂の分泌が高まる
悪い汗をかく人は、塩分などの再吸収をスムーズにおこなうことができません。
◆良い汗をかく為に汗腺機能を鍛えよう
汗腺の機能を強化させる方法は毎日汗をかくことです。
お風呂の温度は一般的な全身浴で言われる42度(最近では40度が最適と言われている)よりも1~2度高い温度で行うことで発汗を促進し、汗腺をトレーニングすることができるのです。
まず、高温浴です。浴槽にかなり熱めのお湯(43度くらい、火傷をしないくらい)を少なめにはって、両手(ひじから下)と両足(ひざから下)を10分~15分くらいあたためます。この時、浴槽にイスをいれ前かがみになると効果的です。
足浴・手浴を行うといいそうです。42度(夏は、高めに感じます)のお湯に膝より下、肘より下(手側)を15~20分くらい浸します。
良い汗をかくには大豆食品は非常に有効です。今は「リゾレシチン」が含まれたサプリメントも販売されています。